シカバネカイライバナー

シナリオ名:シカバネカイライ

□公開情報

リトライ:3
初期グリット:4
チャレンジ:3
クエリー:3

戦闘フェイズ:2
難易度:難しい

□PCエントリー
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▽PC1
キミはザ・カーニバルのメンバーであるトリックドワーフを待ち伏せしている。
案の定、現場にトリックドワーフがやってきてあっという間にキミは奴を追い込んでいった。
しかしその途中で邪魔が入りトリックドワーフは持っていた荷物を置いて逃げていってしまう。
その中身を見たキミはザ・カーニバルが何かを起こそうとしていると考え組織を追う事にした。

▽PC2
キミが見回りをしていると、楽しそうに話しながら路地裏へと入っていく双子の姿を見た。
一見微笑ましい光景にみえるがその双子はヴィラン組織ゼブラパーティーのメンバー、シヨンとマオである。
二人は子供の姿をしているが油断のならない存在だ。キミは二人の後を追う事にした。

▽PC3
キミはヴィランたちに襲われていた子供を助けた。
話を聞いてみるとどうやらその子は記憶がないらしく、名前も帰る場所も思い出せないらしい。
怪我もしているためキミはこの子供をしばらく保護する事にした。
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ヴィラン組織:ザ・カーニバル/ゼブラパーティー
時間:ボイセで6時間
資料:立ち絵など
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□GMへ
PCは成長点を15点以上使用した者の参加が望ましい。それ以下の場合や新規のPCにはGMから成長点を与えるなどして調整すると良いだろう。更にこのシナリオを回す際はルールブックの内容を自由に解釈し、柔軟に対処して回す事をオススメする。場合により理不尽にPCをねじ伏せる事となるからだ。

□シナリオ概要
ある日、ザ・カーニバルが死体を繋ぎ合わせて人形を作った。
しかし元々死体であった人形は動くはずもなくそのままゴミとして捨てられた。
その人形をシヨンとマオが見付け、シマウマに頼んでその死体が動くようにして欲しいと言った。
シマウマが人形に対して呪文を唱えると、なんと人形は動き出したのだ!
その人形は「スカンク」と名付けられ、ゼブラパーティーのメンバーとなる。
しかし、スカンクには他のメンバーのように人の死を楽しむ事が出来なかった。
スカンクはそのことを自分は世界の事を知らないためだと感じ、ある日ゼブラパーティーをこっそりと抜け出して外の世界を見てみる事にした。しかし運悪く事故に巻き込まれてしまい記憶を失ってしまう。
そして記憶を失ったスカンクはヒーローに助けられて行動を共にする事となった。
死体から作られた傀儡である彼女に、ヒーローは何を与える事ができるのだろうか。

□NPC情報

・スカンク
性別:女 年齢:0才
ヴィラン組織:ザ・カーニバル/ゼブラパーティー
ザ・カーニバルにて死体を繋ぎあわされて作られ、棄てられた所をゼブラパーティーにて命を吹き込まれた死体傀儡。
事故により記憶を失ってしまい、自分が何者であるのかがわからない状態。
精神年齢も幼い為、今は泣く事しか出来ない。
シナリオの展開によってヒーローたちの敵にも味方にもなる存在である。

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□導入フェイズ

[イベント1 安置所荒らし]

・登場キャラクター:PC1
・場所:死体安置室

状況1
キミは最近死体安置室にヴィラン組織:ザ・カーニバルの一人、トリックドワーフが現れる事を聞きつけ、待ち伏せをしているところだ。
そして案の定トリックドワーフは現れた。
トリックドワーフは暗闇の中こそこそと動き回って何かをしている。

解説1
トリックドワーフは死体安置所に置かれている死体を切り刻み、パーツを拝借しているところだ。
PCがトリックドワーフの凶行を止めると宣言すれば状況2へと移る。
※何もしない、ずっと見ているなどの宣言があった場合、「誰だ!?」と叫び無理矢理PCを見付けると良い。


状況2
現れたPC1にトリックドワーフはオーバーリアクションをとる。
「う~ぐぐぐ~!?PC1!お前か~~!!なんでこんなところにいるんだ~!?まだ2回目なのによお~!」
「へ~へへ、オイラが何をしてようと勝手じゃないか!」
「お~っと、オイラを捕まえれると思うなよ!これを見ろ!大きな袋だ!サンタさんじゃないぞ~!?」
キミに追い込まれるようにしてトリックドワーフは部屋の隅へと移動していった。

解説2
トリックドワーフはPC1を適当に煽りながら逃げ出すチャンスを伺っている。
部屋の隅にはトリックドワーフがこんなこともあろうかと事前に仕組んでおいたミニミニリトルボックスマンがスタンバイしているのだ。


状況3
ある程度追い込まれた所でトリックドワーフは足で何かを蹴り上げて叫ぶ。
「あわわわ~!ごめん、ごめんよ~!PC1!手が滑っちまったようだ!」
その瞬間仕込まれていたミニミニリトルボックスマンが勢いよく飛び出し、PC1の行動を妨害した。
その隙を狙ってトリックドワーフは大きな荷物をその場に捨て去り「くう~っ!今日のはかなりよかったんだけどなあ~!でも、我が身が可愛いもんね~!」と言いながらすたこらっさっさと逃げていった。

ミニミニリトルボックスマンは妨害用のトラップらしく、簡単に解除する事は出来たがキミはトリックドワーフを逃してしまった。
そしてふと、彼の置いていった大荷物に気が付いた。
中身を調べてみるのならそれはバラバラにされた人間のパーツである事がわかる。
そう、彼は死体安置所の死体から、適当なパーツを切り取り、盗んでいたのだ。
キミはザ・カーニバルが何かを企んでいると感じ、組織を追う事にした。

[イベント2 尻尾集めの双子]

・登場キャラクター:PC2
・場所:どこかの路地裏
・日時:PC1の導入の2日後

状況1
キミは路地裏に入っていくゼブラパーティーのメンバー、シヨンとマオを見かけ二人の後を追っている途中だ。辿り着いた先でシヨンとマオの二人は立ち止まって何かをしている。
キミがよく見てみるとシヨンとマオが黒猫を捕まえ、その尻尾をちょんぎろうとしているのがわかるだろう。

解説1
人形(スカンク)のパーツの一部としてシヨンとマオは猫の尻尾を切り落としているのだ。
PC2が二人を止める、などと言った宣言で状況2へと移る。


状況2
黒猫の尻尾を持ったシヨン、黒猫の首を押さてハサミを持つマオがキミの方を向いた。
「わ、PC2だ」「見つかっちゃった!」
「どうしよう、捕まったらシマウマに怒られちゃう」「門限破ったって怒られちゃうね」
二人は悪びれる様子もなく、クスクスと笑い合っている。
猫の事に関してシヨンとマオは何故キミが咎めるのかを理解する事が出来ないのだ。
「何で怒ってるの?」「この猫、PC2のなの?」「尻尾短くなっちゃったけど、かわいいからいいよね」「はい、猫かわいいよ、あげるよ」
キミがシヨンとマオを追いかけようとするならシヨンとマオはキミに猫を投げつけて隙を作ってから逃げ出す事だろう。
「わー、バクちゃん助けて~!」「捕まっちゃうよ~!」
シヨンとマオがそう叫ぶと、歪んだ空間からぬっとバクの顔が現れて二人の服を引っ張ってその空間へと引きずり込んでいってしまう。
その時、マオの持っていたポーチがぽとりと地面に落ちた。それに気付いたマオがそれを取ろうとするが、シヨンに止められてしまう。
「ああっ、ポーチが!」「仕方ないよ、置いていこう?また集めればいいからさ」「ううん、…でも、…うううう!」
そして、バクと共にシヨンとマオは消えてしまった…。
マオのポーチの中には、たくさんの猫の尻尾が入っていた。その色は白と黒のみである。
キミは何か異常なものも感じ、ゼブラパーティーを追う事とした。

[イベント3 迷子の子供]

・登場キャラクター:PC3
・場所:自由
・日付:PC1、PC2の導入の日から約一週間後

状況1
キミは助けを求める声を聞いてこの場に駆け付けたヒーローだ!
そこにはピエロの姿をしたヴィランが子供を誘拐しようとしていた。
そのピエロは子供の誘拐・人身売買を行うザ・カーニバルのメンバーである事が容易にわかるだろう。
子供を助ける演出は自由にしてもらっていい。

状況2
キミはあっという間にピエロたちを退け、子供を助ける事に成功した。
助けたその子はビクビクと体を震し、怯えた様子で大きな自らの尻尾に抱きついてキミを見ている。
そして「あ、あなたは、誰…?」そう聞いた。
キミの答えに子供は安心したようにこう言った。
「…そう、そう言う名前…なんだね、…ぼくは……」
「……、あれ、…ぼくは、…名前、なんて言うんだろう…」
「思い出せない…」
段々と表情が曇り、目には涙が溜まり始め、叫んだ。
「思い出せないよおお、ぼくは、ぼくはなんなの、ぼくは誰なんだよおお!」
どうやら記憶を失っているようだ。それがショックによるものなのか、何なのかはわからないがキミはこの子供を保護する事にした。

□展開フェイズ

[イベント4 鉢合わせ]★チャレンジ1

・登場キャラクター:PC1、PC2
・場所:街中

状況1
PC1とPC2がそれぞれにヴィラン組織を追い始めて一週間後の事だ。
PC1、キミは街中にトリックドワーフの姿を見た!
PC2、キミは街中にシヨンとマオの姿を見た!
トリックドワーフ、そしてシヨンとマオはそれぞれキミたちに気が付いたのか人ごみの中へと逃げ込んでいく。
奴らの姿が完全に見えなくなる前に追わなくてはならない!

□チャレンジ判定
・判定①:<運動>
・判定②:<運動>
PC1とPC2がそれぞれ判定を行う事。
どちらとも人混みを掻い潜り、ヴィランを追い込む事が出来る。

成功:キミは向こう側からも自分と同じようにヴィランを追うヒーローの姿を見る。
そしてキミたちはトリックドワーフ、そしてシヨンとマオを追い詰めた!
トリックドワーフは言う「げげ~ッ!PC1だけじゃなくPC2まで!面倒くさい事になっちゃったぞ~~~!」
シヨンとマオは言う「うう、どうしよう追い詰められちゃった…」「どど、どうしよう…」
しかしトリックドワーフ、そしてシヨンとマオは互いのこの状況を瞬時に把握したのかトリックドワーフはシヨンとマオに対して拳銃を、シヨンとマオはトリックドワーフに対して拳銃を向けたのだ。
「動くな!」トリックドワーフ、そしてシヨンとマオの声が辺りに響いた。

【成功ボーナス】
判定に成功していた場合、決戦フェイズにてレディ・マリスの《断末魔》のショックを半減させる事ができる。


解説1
トリックドワーフとシヨンとマオは互いが追われている事を理解し、互いを人質にとったと言う訳だ。
ヴィランが死んでも構わないと言うヒーローも少なくないとは思うが今どちらのPCにとっても人質に取られたヴィランは大切な情報源である事を忘れないで欲しい。
それでもPCがトリックドワーフ、そしてシヨンとマオが死んでも構わないと行動した場合は、レディ・マリスとシマウマを登場させるのがいいだろう。
更に「シヨンとマオがただの子供である」と言う事をトリックドワーフが伝えても良い。


失敗:キミたちはヴィランを見失ってしまう。更に、トリックドワーフがダメ押しにと毒ガスを辺りに撒き散らしている。
そしてPC1とPC2はここで鉢合わせる事となる。

状況2
トリックドワーフ、シヨンとマオはキミたちとゆっくり距離をとってゆき、十分に離れた所で互いの拳銃を下ろした。
トリックドワーフは言う「子供の癖に~~やるじゃん!名案だった!グーよ!グー!」
それに対してシヨンとマオが言う「あなたこそ!」「危なかったね!」「さ、はやくスカンクちゃんを探しに行こう!」「うん!」「バイバイ~!ヒーローさん!」
シヨンとマオは足早にその場を去って行く。そしてトリックドワーフはキミたちへと向き直った。
「いやあ、ハラハラしましたね~~!それとも、びっくりした?ヒーローのお二方!あの双子、正真正銘ただの人間!子供ですよ~!いやあ、動かなくてよかったね!!もしちょっとでも動いてたらオイラ、トリガー引いちゃってたかも!」
「はいこれ!プレゼント!」
トリックドワーフは周囲に毒ガスを振りまき、その場から逃げ去っていった。

・エンドチェック
□トリックドワーフを見逃す。
□シヨンとマオを見逃す。
□『スカンク』の名前を聞く。

[イベント5 記憶のない子供]★クエリー1

・登場キャラクター:PC3
・場所:自由

状況1
キミは先程助けた子供と道を歩いている所だ。
その子はふさふさとした大きな尻尾を持っており、先ず純粋な旧世代(オールデイズ)ではない事は確かだろう。服装は黒いワンピースを一枚着ているだけで裸足だ。所々に怪我が見られ、常にビクビクとしている。
その子は何を聞いても「わからない」「思い出せない」「ごめんなさい…」と答えるばかりで、何も手がかりがない。

解説1
性別を聞くなら女の子である事がわかる。


状況2
しばらく歩くと彼女の首元に不思議な刺青が入っている事に気が付いた。
その事を聞いてみるなら彼女は自分の首元を触る。どうやら刺青についても覚えがないようだ。
更に刺青をよく見てみるのならそれはパンダの絵である事がわかる。
もしPCが絵柄が「パンダ」である事を告げると彼女に少し反応がある。
「パンダ…、ううん……なにかひっかかる、か、な…」「…でも、わかんない…ごめんなさい…」

ある程度話した所でキミはふと、彼女をなんと呼ぶかに悩み始める。
この機に呼び名を与えるのもいいのではないだろうか?
もし呼び名を考えてつけてあげるのなら、彼女は笑顔を見せる事だろう。

呼び名をつけられた場合、以降シナリオではXと表記する。

・エンドチェック
□パンダの刺青を発見する。
□呼び名を考えてあげる。
□グリットを1点得る。

[イベント6 毒ガス騒ぎ]★クエリー2

・登場キャラクター:PC3→PC1、PC2
・場所:街中、病院など自由

状況1
PC3、キミはXと共に街へとやってきた。理由はなんでもいい、ただXはキミから離れないようにしっかりとキミの手を握っている。
キミにはその手が不自然にごつごつとした手だと感じるかもしれない。
その時だ、街中から悲鳴が聞こえてきた。その騒ぎは直ぐ近いと言う事がわかるだろう。
キミがそちらに向かおうとした時遠くにカボチャ頭のヴィランが逃げていくのがわかった。
あれは…ザ・カーニバルのメンバー、トリックドワーフだ!

解説1
PC1とPC2がトリックドワーフたちを逃がしてしまったシーンと繋がる。
トリックドワーフが逃げていった方向には特に何もない。


状況2
PC3が騒ぎの中心となっている場所へと来るとPC1とPC2が毒ガスにやられた人々の救助に当たっていた。
これにPC3も合流する事となる。
ヒーローたちの活躍により救助活動は短時間に抑える事ができた。
そして撒かれた毒ガスはほぼ煙幕のようなものだったらしく、人間が吸い込んでも軽く体が痺れる程度のものだったそうだ。

救助活動を終えて安堵するキミたちを見て、Xはぽつりと呟くのだ。
「…なんで、人を助けるの…?」

・エンドチェック
□PC全員が合流した。
□Xの問いに答えた。
□グリットを1点得る。

[イベント7 Xについて]※任意のイベント

・登場キャラクター:自由
・場所:自由

解説1
クエリー2のイベントの後はXとの交流フェイズとしても良い。
Xはヒーローの活躍を見てヒーローに憧れているかも知れないし、PC3以外のPCに興味を抱いているかもしれない。
GMはこのイベントを採用するのなら時間の許す限り好きにヒーロー同士の交流を描いても良いだろう。
勿論自由に何か行動を起こす時間にしても良い。PC1やPC2はヴィランを追っている途中でもあるため何らかの情報を与えても良いだろう。
例:PC1はザ・カーニバルが仕切るサーカスで奇妙な人形が芸をしていたと言う話を聞く。
  PC2はシヨンとマオが相変わらず『スカンク』という人物を探していると言う話を聞く。
などだ。GMが必要だと思った事を伝えてもいいし、伝えなくてもいい。


※チャレンジ2が終わったあとは戦闘フェイズとなるため、休息(リトライ)の管理には気を付けて欲しい。

[イベント8 屍の群れ]★チャレンジ2

・登場キャラクター:全員
・場所:繁華街

状況1
街にクリーチャーの群れが現れたとの情報を聞きつけたキミたちはその場へと駆けつける。
そこにはザ・カーニバルのトリックドワーフ、そしてザ・プロデューサーがツギハギだらけのゾンビの群れを引き連れていた。
「あらあらあら~ヒーローちゃんたちじゃないのお~お早い登場だわん」
「ザ・プロデューサー、本当にいいんですかい?オイラたちだけでやっちゃって」
「あらあら、私だってたまにはこうやってお顔を見せたいものだわ、ねっヒーローちゃん♥みんな素敵なんですもの♥」
と、ザ・プロデューサーは操り人形で投げキッスを飛ばしてくる。
「私の作ったかわいいツギハギゾンビ集団たち♥ご賞味いただこうかしら♥」
そして、Xを見たザ・プロデューサーは「あら!あら~!あなた、あらあら!こ~んな所にいたのね♥かわいそうに!ヒーローちゃんたちなんかに人質に取られて~!今助けてあげるわよっ」
どうやら、ザ・プロデューサーはXについて何かを知っているようでもある。

□チャレンジ判定
・判定①:<白兵>+10%<射撃>+10%<霊能>+10%のいずれか ゾンビ集団を撃破する
・判定②:<生存>+10%<運動>+10%のどちらか ゾンビ集団に襲われる人々を助ける

成功:キミたちはゾンビの集団から人々を守る事が出来た。巻き込まれなかった人たちも安全な場所に逃げたようだ。

【成功ボーナス】
判定に成功していた場合、決戦フェイズにてレディ・マリスの《断末魔》のショックを半減させる事ができる。
チャレンジ1に成功している場合はレディ・マリスの《断末魔》が免除となる。
※詳しい事は決戦フェイズの▼注意を参照。


失敗:イベント9の戦闘フェイズにてヘンチマンにゾンビが追加される。

状況2
ゾンビを一掃したキミたちに、トリックドワーフとザ・プロデューサーが立ちはだかる。
「くそ~~オイラが苦労して集めた死体を~!」
「私が苦労して繋ぎ合わせた死体を~!」
「「ゆるさないぞ(わよ!)」」
何故か激情させてしまったようだ。戦闘フェイズへと入っていく。

□戦闘フェイズ

[イベント9 カボチャと操り人形]

・登場キャラクター:全員
・場所:街中

状況1
キミたちに襲い来るトリックドワーフとザ・プロデューサー!

解説1
▼初期位置
ザ・プロデューサー:エリア④
トリックドワーフ:エリア③
(ゾンビ×4):エリア③に3体、エリア④に1体。(チャレンジ2に失敗してる場合のみ)
PC:①、②好きな場所

▼エネミーの戦術
ザ・プロデューサーは《持ち物検査》でPCのパワーに制限をかけてくる。そして自分に危害がおよびそうになった時は《代役》を躊躇わずに使うだろう。
トリックドワーフは先ず《カボチャガス》でPCを[不調]と[疲労]状態にした後、《カボチャ爆弾》でエリア攻撃してくる。

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▼エネミーデータ
ツギハギだらけの死体人形:ゾンビ
どうやって動いているんだ。

■能力値   技能
【肉体】5  白兵50%
【精神】5 
【環境】5 

■エナジー
【ライフ】3
【サニティ】1
【クレジット】1

■移動適正:地上

■パワー
・噛み付き
属性:攻撃 判定:白兵50%
タイミング:行動 射程:1
目標:1体  代償:ターン10
目標は<運動>の判定を行う。失敗した場合1D6点のダメージを受ける。
□ゾンビの基本攻撃!ウィルスなどはないので安心しよう。
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▼説明
このフェイズでは臨死状態になる事はできるが、ロストになる事はない。つまりスパークは使えない。

勝利:キミたちはトリックドワーフとザ・プロデューサーに勝利した!
「ああん♥やるわね、ヒーローちゃん!」
「じゃあご褒美に教えてあげるわ…その子はね、私が死体を繋ぎ合わせて作った子なんだけど、動かなかったから捨てた子なのよ…!おほほ!びっくりしたかしら~!」
その言葉を聞いたXはぎょっとし、ザ・プロデューサーと、キミたちを交互に見た。
その表情は明らかに困惑の色を隠せていない。そして更にザ・プロデューサーは続けた。
「…あらん、でも私が作った時とはなんだか姿が違うわん?…んん~何が違うのかしらん?」「そう!尻尾!尻尾だわ!ふっさふさのキュート♥な尻尾があるのね!」
Xがキミたちを、そしてPC3を見詰めている。その瞳は不安げに揺らいでいた。

敗北:キミたちの元に、Xが駆けつける。
「みんな!だ、大丈夫…!?」
「や、やめてよ!みんなをいじめないで!」
傷だらけのキミたちを見て、Xは泣きながらヴィランの前にたち、キミたちを庇うように両手を広げる。
そんなXを見て、ザ・プロデューサーは高らかに笑う。
「あら!あらあらあら!私が作ったお人形ちゃんそこを退いてちょうだいな!でもちょっと姿が違うわね?あら!それに人形ちゃんは動かなかったわっ?」
その言葉にXは困惑し、ザ・プロデューサーとキミたちを交互に見た。

イベント10へと移動する。

[イベント10 Xの正体]★クエリー3

・登場キャラクター:PC3、他任意
・場所:街中

状況1
困惑するXの前にシヨンとマオが現れXに抱きついた。
「スカンク!」「ここにいたんだね!」
二人の表情はとても嬉しそうだ。しかし、Xの困惑の色は一層深いものとなっている。
「スカンク!あなたはゼブラパーティーのメンバーなんだよ!」「私たちがお母さんで、お父さんなんだよ!」「あなたを拾ったの!」「ゴミ箱に捨てられてたから、拾って猫の尻尾をいっぱいつけたのよ!」
「だから」「帰ろう?」
シヨンとマオの言葉に割って入るのはザ・プロデューサーとトリックドワーフである。
「あら、スカンクなんてくっさい名前つけちゃっておばかさんたちね」
「死体を集めて作った人形が動いたなら好都合!レディ・マリスも喜んでくれるんじゃないかな~!?かわいいしね!」
ゼブラパーティーとザ・カーニバルに挟まれた彼女は、PC3、キミを見つめた。
「一体…どういう事なの…、ぼく、ぼくわからない!わからないよ!!!PC3!みんな!ぼくは…どうしたらいいの…?」
彼女は混乱しており、何が何だか分かっていない状態だ。キミはなんと答えてあげるだろうか?

・エンドチェック
□キミの答えを伝えた。
□グリットを1点得る。

[イベント11 三つ巴]★チャレンジ3

・登場キャラクター:全員
・場所:街中

状況1
「やれやれ、まるで親権争いだ」
半ば呆れ気味で現れたのはゼブラパーティーの代表取締役、シマウマだ。
「すみません、シヨンとマオが。二人は命を言うものを軽く見ているもので」
「彼女…、スカンクは捨てられていた傀儡に私が命を与えたものですが、…そうですか。あのザ・カーニバルが作ったものだったとは」
シマウマは、スカンクと呼ばれるその子を見つめた。
「あなたが誰を親と思おうが、私は構いません。しかしシヨンとマオがあなたを欲するとなれば話は別です」
シマウマはパチンと指を鳴らす。
その瞬間、Xは何かに操られたようにフラフラとシヨンとマオの方へと歩いて行ってしまう。
「私が命を与えた屍の傀儡…私の言う事を聞かない訳がないでしょう」
キミたちがXを取り返したいと思うならその気持ちをぶつけ、シマウマの術を破るしかない。

□チャレンジ判定
・判定①:<意志><追憶>のどちらか 気持ちや思い出をXへと伝える。

状況2
成功:キミの言葉にXはハッとしたようにヒーロー、キミたちを見据える。
そしてPC3の方に向かってXは駆け出した。PC3の名前を呼び、キミに抱きつく事だろう。
キミたちの想いはXに届いたのだ!

【成功ボーナス】
Xが仲間となる。
※詳しくは決戦フェイズの▼注意を参照。

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▼X(味方)データ
正義の心を灯した小さなヒーロー!

■能力値    技能
【肉体】35 白兵80%
【精神】20 追憶50%
【環境】10 隠密60%

■エナジー
【ライフ】15
【サニティ】15
【クレジット】15

移動適正: 地上

■パワー
・第一歩
属性:妨害 判定:-
タイミング:特殊 射程:3
目標:1体  代償:ライフ2
標的が攻撃を受けた直後に使用する。全てのダメージ、ショック、スティグマ全てを肩代わりする。
□キミは身を呈して仲間を守る。これはキミの第一歩だ!
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失敗:Xはそのままゼブラパーティー側へと付き、スカンクとしてヴィランとなる。
決戦フェイズではスカンクが敵エネミーとなり、勝利したとしてもキミたちの方に戻ってくる事はない。
シマウマは言う「やはり、我々から生まれたものは…我々と同じ、ですね」と。
「スカンク!」「帰ってきてくれたんだね!」
シヨンとマオは嬉しそうにスカンクに抱きついた。
その目はキミたちを見ている、…その目は冷たく、氷のようだと感じるだろう。

解説2
次が決戦フェイズとなっている。GMはPCたちのエナジーを見ながらリトライでの回復などを促すといいだろう。チャレンジ判定に成功しているのなら、Xからアイテムをもらいエナジーの回復などをしても良い。


状況3
その時だ。
「やだ!面白そうな事してるじゃあない~!お祭かしら?楽しそう!ワタシも仲間に入れてよ~!」
現れたのはザ・カーニバルの支配人、レディ・マリスだ。彼女が現れた瞬間、トリックドワーフとザ・プロデューサーは彼女の背後へと周り野次を飛ばしてくる。
シマウマはレディ・マリスの登場に驚いた表情をする。
「これは、ザ・カーニバルの支配人…レディ・マリス」
「あらあら!ゼブラパーティーの代表取締役、シマウマちゃん!珍しいはね~サイコ白黒お祭集団がこんなところで!」
それに対してシマウマは少し苛立ったように言った。
「頭のネジが飛んでしまった方に言われてしまうとは…少々心外ですが、私は彼らの相手をしなくてはいけないので」
「ワタシだって!かわいい二人を傷付けられてるんですもの!それに…こーんなたのしいお祭、逃せないわ!あとそこの動くようになった死体人形ちゃん!ほっしい~~!!!力尽くで奪っちゃう!」
さあ、決戦だ!!!

□決戦フェイズ

[イベント12 カーニバル!パーティー!ヒーロー!]

・登場キャラクター:全員
・場所:街中

解説1
キミたちの前に立ちはだかるのはレディ・マリス、シマウマ、シヨンとマオ(、スカンク)、そしてザ・カーニバルヴィランメンバーとゼブラパーティーの参列者である。

▼初期位置
レディ・マリス:エリア④
シマウマ:エリア④
シヨンとマオ:エリア③
(スカンク:エリア③)
ザ・カーニバルヴィランメンバー×2:エリア③
ゼブラパーティーメンバー×2:エリア③
(※今回のゼブラパーティーのメンバーのステータスはヴィランメンバーを使用する)
PC:①、②好きな場所

▼エネミーの戦術
レディ・マリスは《囁き》や《苦痛の鞭》など、PCのサニティを奪っていく。
シマウマはPCが間合いに入れば、レディ・マリスと共にPCに対し《弔いの言葉》などでサニティに追い打ちをかけてくるだろう。それまでは《修祓》や《焼香》で目標にダメージを与えてゆく。
シオンとマオは《ヒソヒソ》などでショック攻撃をしてくる。
スカンクが敵側に回った場合は《グー》でシヨンとマオを守るように立ち回る。
ヘンチマンたちは近くにいるPCたちを攻撃してくる。

▼注意
1:チャレンジ1と2に成功している場合はレディ・マリスの《断末魔》が免除となる。
チャレンジ1、または2のみの成功の場合はショックの値が半減、端数切り上げとなる。
《断末魔》が免除されると言う事はそれなりのダメージや演出があってのためだろう。GMはかっこよく演出し、パワーの発動を防いで欲しい。
思い付かない場合は戦闘不能状態だったとしてもシマウマや、シヨンやマオを動かし、止めてもいいだろう。とにかく自由だ。

2:チャレンジ3に成功し、Xが味方になっている場合は一度だけXにPCを庇わせる事。
XがPCを庇うタイミングは任意である。ヒロイックにGMが演出しても良いし、PL間で相談してもらってもいい。ただし、一度切りだ。

3:PCたちが範囲攻撃のパワーを持っていない場合、ヘンチマンの一掃が難しくなる。この場合はヘンチマンを免除し、レディ・マリスやシマウマのライフを上昇させても良い。

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▼エネミーデータ(チャレンジ3に失敗していた場合のみ使用)
屍傀儡:スカンク
ザ・カーニバルで体を作られ、ゼブラパーティーで命を吹き込まれた死体人形。
正義の心は失われ、キミたちへと危害を加える。

■能力値    技能
【肉体】35 白兵80%
【精神】20 追憶50%
【環境】10 隠密60%

■エナジー
【ライフ】15
【サニティ】10
【クレジット】5

移動適正: 地上

■パワー
・グー
属性:妨害 判定:白兵+20% 80%
タイミング:特殊 射程:1
目標:1体  代償:ライフ2
標的がダメージを受けた直後に使用する。目標(味方に限る)が受けたダメージを半減する。
□キミは身を呈して目標を守る。死んでも構わないと思ってしまう程に。

・チョキ
属性:強化 判定:追憶+20% 70%
タイミング:特殊 射程:-
目標:自身  代償:サニティ4
行動ロールの直後に使用する。ラウンド終了時まで、キミが敵に与えるダメージに+2の修正を加える。
□キミはヴィランとしての記憶を呼び起こす。作られた自分は陽のあたる場所に帰る事は出来ない。

・パー
属性:攻撃 判定:隠密60%
タイミング:行動 射程:1
目標:1エリア  代償:ターン10
目標は<運動>+20%と<生存>+20%の判定を行う。<運動>の判定に失敗したキャラクターに[1D6+1]のダメージを与え、<生存>の判定に失敗した場合には[毒3]を与える。
両方失敗した場合はダメージと[毒3]を与える。
□キミの武器は尻尾の根元から抽出される毒だ。

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■勝利した
キミたちは見事ヴィランに勝利する事が出来た!
ザ・カーニバル、そしてゼブラパーティーのメンバーを捕まえる事が出来る。

■全滅した
レディ・マリスの高笑いが響き、キミたちを見下した。
「惜しかったわね!ヒーロー風情が生意気なのよ!」
シマウマはため息をついた。
「下品なレディには付き合ってられませんね。シヨン、マオ…そしてスカンク、帰りますよ」
「はあい!」「はーい!行こう!スカンク!」
ゼブラパーティーはスカンクを連れてその場を後にした。
高笑いを終えたレディ・マリスが辺りを見回す。
「あっ、あらっ!?あの子はどこ~!?んもー!」
スカンクの姿がない事に気が付いたレディ・マリスはどこかへと行ってしまった。

■絶望したPCがいる場合
自由。

□余韻フェイズ

好きにやっていい。
何も思いつかない場合は例を用意したので参考にしても良い。
※チャレンジ判定の成功、失敗によって描写も変わってくる事に注意。

・PC①の場合
キミはザ・カーニバルのメンバーを見事捕まえる事が出来た。
トリックドワーフ、ザ・プロデューサー、そしてレディ・マリスだ。
彼らは死体や人間を繋ぎ合わせ改造し、人形を作る事にハマっていたようだ。Xはその死体人形の出来損ないだと、取り調べでキミは聞いた。
刑務所にいるレディ・マリスは言う。
「だって~、お人形さん可愛いんだもん!ツギハギなのは特にね!キャハハ!」
「は~、でもつまんなーい、お人形さんも手に入らなかったし、こうやって捕まっちゃった~。明日からどうしようかしらん?」
レディ・マリスは笑う。
「あの子は生まれも育ちもヴィランよお?どうするっていうのかしら?」

・PC②の場合
キミはゼブラパーティーのメンバーを見事捕まえる事が出来た。
シヨンとマオ、そしてシマウマだ。
キミは取り調べでシヨンとマオと話す事となった。二人は悪びれる様子もなくキミを見ている。
「PC2!どうしたの?」「PC2たちのせいで捕まっちゃったじゃん」「い~じわる」
もしキミが、Xについて話すのであれば、二人は口を揃えてこう言うだろう。
「Xって、だあれ?」
シヨンとマオが興味あるのは自分たちが作ったスカンクだけなのだろう。キミにシヨンとマオは詰め寄った。
「そんな事より、スカンクは元気?」「元気?スカンクに、会いたいな」

シマウマに会った場合は「本当は命を与える事なんてしたくはなかった」と言った後「やはり命は奪ってこそだ」と笑う事。

・PC③
キミはXと歩いている所だ。
人混みの中を並んで歩き、Xはふと、足を止める。
キミを見上げXは真っ直ぐな視線で「ぼく、ヒーローになりたい」そうキミに告げた。
「ぼくにはPC3がいる、だけどまだまだそれだけなんだ。だからぼくは色んなものが欲しい、色んな色だって欲しい!あんなやつらに負けないように、もっともっと強くなりたい!」
輝く彼女の瞳に、キミは確かに正義、そしてヒーローの心を感じた。
しかし彼女はまだ半人前である、そんな彼女にキミがヒーローはなんたるかを一から教えてあげる事も良いのではないだろうか。

以上で余韻フェイズの例を終了する。


体は魂なき者から、命は心なき者から
その間に生まれた屍傀儡はキミたちの背中を追い始めた。
正義の心は何もない所からも芽生えるのだ、キミたちがヒーローとして存在する限り。

『シカバネカイライ』END

■各PCは成長点(最大10点)を得る。

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2017-08-16 : DLHシナリオ :
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